死生観について
去年、健康増進クリニック副院長で心理学博士の加藤直哉先生の死生観の講義をお聞きしまして、その時のお話しにとても感銘を受けたので、こちらに記載しておこうと思います。
私たちは死を迎える時、そして死後どうなるのか。
これを知ることは、幸せに生きることにつながります。
今までの謎が解けると思いますので、ご一読いただけると嬉しいです。
死生学とは?
死生学って、あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、生きること死ぬこととは?を痛烈に考えさせてくれる学問であり、加藤先生は死生学研究で3つの博士号を取得されている方です。
”死後世界の存在は人々の死生観にどのような影響を与えるのか?”という研究論文を発表されて、死後世界を医療的に活用することを行っていらっしゃいます。
この講座の死後の世界についてですが、
- 200以上の参考文献をもとに製作
- 参考文献は医師、博士の研究利用 (スピ・宗教ではない)
- スピリチュアル系、宗教家の書物は除外
- 学位取得~科学的に認められた死後世界
ということで、実際の本当のことは死んでみないと分からないのですが、それでも世界的に研究が行われ研究の結果として発表されていることなので、信ぴょう性が高いと思います。
世界的に死後研究が行われている
世界的死後研究は、
- 臨死体験研究
- 過去世療法(退行催眠)研究
- 過去の記憶を持つ子供たちの研究
- 臨死体験研究
等があり、実は死後研究は世界的にみて、日本が最も昔から行っていたと聞いて驚きました。
平安時代~明治時代・大正まで、実に1000年以上。
お坊さんたちが、死にかけた人が戻ってきて話すことをずっと記録していたそうですよ。
それではいよいよ、死後の世界を見ていきましょう。
死後の第1期・物理的肉体苦悩からすべて解放される
私たちは死を迎えると、意識が体が離れていって、上から自分の姿を見る感じになるようです。(幽体離脱)
この時の気分といったらもう、すっごくハッピーなのだそう。まさに天国。
だいたい死ぬ前というのは、病気や事故で体が痛かったり苦しかったり心が苦しかったりするのではないかと思いますが、そのようなことは全部スパーンと無くなり、肉体的・精神的なすべての苦悩から解放されるのだそうです。
そして目が見えなかった人が見えるようになったり、歩けなかった人が歩けるようになったり・・・つまり完全性を経験する。
それはそれは、最高に気持ちいい!とのこと。
その時に心臓マッサージをして生き返らせようとすると、何で生き返らせるんだ!あんなに気持ちがいいのに!って怒り出す人がいるほど。
この状態の時は、周りの会話はよく聞こえるそうなので、周りの人は「死んでよかったー」などとは言わないように気を付けましょう。
とにかく死んだらいろんな苦悩が全部なくなって、気分爽快。最っ高~に気持ちが良いそうです。
死後の第二期・人は決して一人で死ぬことはない
第二の段階は、いろんな人が迎えに来る時期と言われます。
イメージはチンドン屋!?
チンドン屋がチンチンどんどん鳴らしながら、「おめでとう~!!パチパチパチ」という感じだそうです。
よく頑張ったね。地球という惑星の、戦争やいじめやいろんな苦しみのある中で、これだけ一生懸命生きてきて、お疲れ様ー!って、みんなが迎えてくれるそうですよ。
誰がお迎えに来るかというと、親やご先祖様など先に死んだ人、ペット、守護天使・守護霊etc…
会いたい人に会えるとも言われますね。
そんなのよく映画やドラマに出てくるファンタジーでしょ?と思われるかもしれませんが、幻想ではない理由があるんですね。
それは「臨死体験をした子供」の研究結果では、生きている両親を見た例が一つもないということ。
どういうことかというと、子供だったら普通、両親に会いたいはずですよね。
でも臨死の場に現れるのは、生きている人ではなく、あちらの世界の人ということなのです。
そういうことなら、納得ですね。
死後の第三期・三途の川辺り
この段階で見えるのは、文化によっていろいろとのことです。
日本だと三途の川がもっともポピュラーでしょうか。
他にはトンネルの中を行く・お花畑・橋を渡る・・・
共通しているのは、ずーっと先にある光に向かっていくということです。
ずーっと先に光輝く場所があって、そこに進みたくて進みたくてたまらないというのが原則だそうです。
臨死体験をして、引き返すのはだいたいこの辺りで、そのまま進むと本格的な死ということになります。
死後に向かうべき場所は、圧倒的な愛にあふれる場所。
地球上では経験したことがないほどの無条件の愛。
本当に気持ちがよくて、症例では一例たりとも戻りたいと思った人はいないそうです。
それほど、めちゃくちゃいい場所ということで、本当に、行くのが楽しみですね!
死後の第4期・自分の人生を、走馬灯を見ながら反省会をする。
このステージでは行動の意味、地球上でのつながり、自由選択の重さ、そして共通のメッセージが送られるそうです。
いろいろ、その人にとって難しいことを言われる等、自分の生きてきた生き方を走馬灯を見ながら反省会をするんですね。
地獄の閻魔様ではないけど、やっぱり走馬灯を見ながら厳しいこと言われるのね…と一瞬ガクっと来ましたが、でもきっと大丈夫!
まとめると、こういうことを言われるらしいです。
走馬灯体験中の光の教え
「・・その間(過去を映像で見ている間ずっと、あの光は愛の重要性を強調していました・・・
あの光は、他人のために何かを行うように、最善を尽くすように務めなさいと指摘しました。」
「光は、知識を必要とする様々なことを指摘し、常に知識の追求を行わなければいけないと言いました。
あの光は、知識の追求は絶えず行われるものだとも言いました。
それで私は、知識の追求は死後も続くのだと思いました」
集約すると「愛しなさい・学びなさい」ということ。
私が臨死体験で言われたことはこうであった。
鈴木秀子さん(聖心女子大学文学部教授、スタンフォード大学客員教授)
「覚えておきなさい。最も大切なことは、愛することと知ることです」
オマケ・地獄はあるの・・・?
地獄はあるのでしょうか?
結果的に、地獄は無いとのことです。
地獄は、人を恐怖で支配したらみんないうことを聞くということで、人間が後から作ったもの。
このツボを買わなかったら、あなたは地獄に行きますよ、とかね。
地獄に興味を持ったある学者さんが、文化の違うアメリカとインドで500人ずつ調べたけど、地獄を見た人は一例もなかったとのこと。
やはり地獄というのは無くて、人間が人を操るために作られた観念なのですね。
臨死体験した人は、その体験後、死の恐怖はゼロ%だそうです。
いかに素晴らしい体験なのかが分かりますね。
臨死体験のまとめ
1.死後、私たちは物理的肉体的苦悩からすべて解放される
2.死後、私たちは、必ず先に旅立った最愛の人たち、そして常に自分を見守り応援し続けてくれたガイドに会える
3.死後、私たちは地球では経験したことのない圧倒的な愛にあふれる場所に行く。
死後の世界はやさしさと幸せに満ちた場所であるということ。
だから、死は怖くないんです。
いつか迎えるその日まで、この地上で愛と学びの経験をしていきましょう。